目次
- 第3弾 今どん底からちょっとだけ復活してます!
- ひらかたパークは「ツッコミ待ち」で業績アップ
- スタジオトーク
- レタスクラブは「ラクする付録」で業績アップ
- 龍角散はクララやめて新作のど飴で業績アップ
- スタジオトーク
- ソニー一眼レフカメラ
- 次回予告
今日のがっちりマンデーは・・・
第3弾 今どん底からちょっとだけ復活してます!
会社の業績がどん底・・・ニュースになる!
その後はあまり話題にならない・・・
でも中には、V字とまではいかないけど、ちょっと復活してる会社はそこそこある
その「ちょっと」にこそ儲かりのヒントがあった!
出演者:
- 加藤浩次
- 進藤晶子
- 森永卓郎
- 武田真治
他局で20年以上共演している加藤浩次と武田真治ですが・・・
- 謙虚な加藤浩次に武田真治はびっくり
- 色んな番組で色んな顔があるんだと加藤は主張
ちょっと復活するのは必ず何か理由がある
ちょっとした発見などがあればズルズルいってるのが復活する(森永)
ひらかたパークは「ツッコミ待ち」で業績アップ
まずやってきたのが、大阪府枚方市にある
ひらかたパーク
通称 ひらパー
- 開業はなんと100年以上前の大正元年(1912年)
- 木製のジェットコースターや大型の観覧車もある日本で一番歴史の古い遊園地
- 来場者数は、ピークは1974年で160万人
- ところがその後、大型ショッピングモールやUSJが開業したこともあり来場者は激減
- 2011年には90万人を割り込み、1億円の赤字というどん底に!
- そこからちょっと回復して、2017年には120万人を突破!
ひらパーは何とか営業を続けられたけど周辺では
- '06年神戸ポートピアランド閉園
- 宝塚ファミリーランド閉園
- 奈良ドリームランド閉園
- エキスポランド閉園
となっていた
では、
なんでたった数年でひらパーがちょっと復活したのか?
そこには独特の作戦があった
2013年 V6岡田准一を起用したCMをスタートさせた
ひらパー戦略
- お客が来なければ頭を使ってなんとかする!
なるべくお金をかけないで既存のアトラクションを面白くする!
そこでひらパーは色々な企画を考えた
- 2014年 目隠しライド
どこにでもある垂直落下アトラクションにアイマスクをつけて乗ってもらう
→これが話題になって集客も大幅UP - 2015年 おまライド
絶叫する時に、「おま~」と叫んでもらうだけ! - 2016年 ロシアン観覧車
観覧車40台のうち4台の窓をふさいで外が見えない状態にする
→外が見えない観覧車に乗りたくて何度も列にならぶ人が続出した!
こうしてお金はかかってないけどひねりの効いた新イベントが何かしらある!
そんなひらパーに関西のお客さんがじわじわと戻ってきたのです!
極め付きと言えるのがつい最近まで行っていた
枚方万博
2025年の大阪万博に先駆けて「ひらパー」が万国博覧会を開催
世界の神秘 ミイラ展
あるのは
- ビーフジャーキー
- 干しエビ
- するめ
など、世界の乾燥食品が並んでるだけ。
ツッコミ待ちのキャッチコピーで知名度を上げ、お金はかけないけど今あるアトラクションに乗りたくなる作戦!
これをずっと続けてがっちり!
スタジオトーク
アトラクション自体は同じなのに、アイデアの「ちょい足し」で復活!?
- ボケとツッコミの文化があるから成立する(森永)
- 他の遊園地が急にミイラ展といってスルメとか置いたらとんでもなく叩かれる(加藤)
大阪出身の進藤さんにはおなじみの遊園地「ひらパー」
- 子どもの頃よくいった(進藤)
- 関西では割と知られた遊園地(進藤)
レタスクラブは「ラクする付録」で業績アップ
次は雑誌「レタスクラブ」
- 1987年創刊 料理をメインにした主婦のための情報誌
- 90年代の最盛期には月に100万部販売
- 出版不況の波にのまれて部数はどんどん減少
- 2016年には12万部にまで落ち込んだ
まさに絶体絶命のどん底に!
そんなレタスクラブが今ちょっと復活している
3年前に編集長が変わり、2017年には部数がおよそ5万部UP
一体何をしたのか?
レタスクラブ新コンセプト
- 考えない!
- 悩まない!
- 生活はもっとラクできる!
雑誌のコンセプトを「もっとラクしよう」に変えたってこと
以前のレタスクラブは手間をかけたこだわり料理が中心で
- イクラのしょうゆ漬けを1から作ってみよう
- とりむねVSとりももレシピ
などレベルの高い料理だった
マニアックな料理特集を全部やめて・・・
- 包丁を入れて仕上がるまで15分くらいで出来上がる簡単な料理に集約した
例えば、
- チューブの調味料を使えば無駄が減る
- 「ついで調理」で時間貯金
とにかく「こだわり」から「ラクする」に180度方向転換!
でもなんで
一気に「ラクしよう路線」に切り替えることにしたのか?
読者を会社に集めてどんな内容なら読みたくなるかを細かくリサーチ!
その結果が、「もっと色々ラクしたい」だった!
読者宅に訪問し細かくリサーチ
その結果生まれた人気付録が
毎号付録の
1か月分の献立カレンダーブック
- 週の始めにこれとこれを買って
- 途中でこれを買い足す
- それを書いてあるレシピ通りに調理すればメニューに悩まず
- 月の終わりに食材を全部使い切って無駄がなくなる
という便利付録!
読者から「献立を考えることから解放されてとても楽になった」と好評!
龍角散はクララやめて新作のど飴で業績アップ
次の会社は東京千代田区にある龍角散
あの「ゴホン!といえば龍角散」にどん底の時代があった?
- 実は龍角散、1990年代の半ば、借金がかさんで倒産の危機にあった
- 1995年は売上げ40億円に対し借金も40億円
なんでそこまで借金が膨らんだ?
時代の波に乗り遅れた
龍角散は200年以上前の江戸時代に
- キキョウ
- セネガ
- カンゾウ
- キョウニン
などの生薬成分で作られた医薬品
そんな古い商品だけじゃダメだと、いくつか新商品を開発してみたものの、なかなか売れずジリ貧に・・・
どんどん借金だけが増えていった
役員から市場規模の大きい風邪薬や胃腸薬に進出するという意見もあったが、社長が選んだのは、龍角散ブランドへの選択と集中!
※市場規模が大きいということは競合も多いので、そこではうちはとてもかなわないと考えたそう。
それまで45年間販売していた、もう1つの薬ブランド「クララ」を発売中止にした
一方で龍角散ブランドの新商品を投入!
- 粉ではなく、顆粒の「龍角散ダイレクト」を2008年に発売
- さらにはパウダーを飴にした「龍角散のど飴」を2011年発売
するとこの2つが大ヒットした
さらに、
- らくらく服薬ゼリー
- おくすり飲めたね
というゼリーで薬を飲みやすくする商品も発売
役員大反対のなか、失敗したら全部自分が買い取るからと社長が押し切った
結果、服薬ゼリーは年間11億円を売り上げるヒット商品に!
そして
- 2014年には借金も完済
- 2018年には売上げは200億円に!
スタジオトーク
- あそこで風邪薬や胃薬にいっていたら会社は倒産してたと思う(森永)
- こういう話を聞くと役員の言う事ってだいたい間違ってる(加藤)
スタジオに来ていた社長によると選択と集中は、
- 現場を見て回って自分で判断した。
- 社員に聞くのではなく見て判断した。
- 社員は信用できないから。
- 長年やっててへたった企業だから仕方ない。
- 役員が悪い訳じゃない。誰だって年取ったら保守的になる。私だってもうすぐそうなる。
- もう5年(社長65歳になったら)もやったら引退するつもり
- それ以上やったら必ず失敗する
とのこと
ソニー一眼レフカメラ
ここのところ売れてる理由は、
- ソニーがイメージセンサーという映像を記録するセンサーのフルサイズをカメラに搭載したから一眼レフが売れている
森永によると、
- 自分の大学の教え子たちも一眼レフを持っている
- 女子まで一眼レフを持っている
- 「スマホで撮れるのになんで?」と聞くと「ホントにインスタ映えするのを撮ろうと思うとスマホではなく一眼レフが必要」とのこと
インスタにつながる理由を聞いて加藤も納得
次回予告
ニッポンの空をがっちり飛ぶ!JALが登場!